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10代後半女性の半数に読書経験あり。若年女性の読書習慣を調査

電子書籍が普及し、スマートフォンやタブレットで本を読むことが一般的になった昨今、10代後半から20代前半の若年女性がどのように読書を楽しんでいるか、読書の頻度や本の入手方法について調査を行いました。

スマートフォンの普及により、余暇の時間やすきま時間に読書をする人が減り「若者の読書離れが進んでいる」と語られることがあります。
一方で、電子書籍が普及し、サブスクリプションサービスなども広がる中において、スマートフォンやタブレットを利用していつでも気軽に読書が楽しめる環境になったとも言えます。
実際のところ、若年女性はどのぐらい読書をしているのか、読む本はどのようにして入手しているのか、当社の運営するアンケートアプリ「coetto」の15歳から24歳までの登録モニターを対象に2023年11月に行った調査結果をご紹介いたします。

10代後半女性の1割がほぼ毎日読書。20代女性は読書週間が大幅減少

「読書の頻度はどれくらいですか?」という質問に対し、選んだ人が最も多かったのは「ほとんど読まない」で、10代後半で50%、20代前半で77.5%となりました。
10代後半では「ほぼ毎日」を選んだ人が12%おり、高校時代など10代のうちは読書週間をキープしているものの、20代に入り就職などを機に読書の習慣が失われてしまうということかもしれません。

「普段読書をするのはどんなときですか?」という質問に対しては、選んだ人が最も多かったのが「決まっていない」でした。その後は「休日」「夜寝る前の時間」と続き、ここまでは10代後半、20代前半共にを選んだ人が2割を超えました。
「通勤・通学など移動中」を選んだ方は10代後半で17.0%、20代前半で13.8%に留まり、移動中などのすきま時間よりも自宅でゆったり過ごせるタイミングで読書を楽しむ方が多いことが伺えます。
また「朝の時間」を選んだ人が10代後半では24.0%だったものの、20代前半では2.5%となり、年代によって大きな差が出ました。小中学校を中心に実施されている「朝読書」の活動が一役買っていると思われます。

「読む本を決める際に重視することをすべて選んでください」という質問に対し、最も多くの人が選んだのは「ジャンル」で、10代後半で52.0%、20代前半で38.8%の方が選びました。
以降は「作家」「タイトル」と続き、年齢による有為な差は認められませんが、「書籍のデザイン」については10代後半が21.0%、20代前半が12.5%の人が選び、「本の帯や書店でのポップ」を選んだ人については10代後半は6.0%、20代前半は15.0%とやや大きな差が出ました。
作家やタイトルなどを指名して選ぶのではなく、「書店で気になった本を選ぶ」というシチュエーションでは、10代後半は「デザイン」を重視し、20代前半は「帯や書店のポップ」を重視するという傾向がありそうです。

本の入手方法については「紙の書籍を購入する」がいまだ圧倒的多数

「普段読書をするときの本の入手方法をすべて選んでください」という質問に対し、最も多くの人が選んだのは「紙書籍を購入する」で、10代後半で69.0%、20代前半で60.0%の人が選びました。
また、20代前半では電子書籍の利用率も伸び「電子書籍を購入する」を選んだ人は「紙書籍を借りる」を選んだ人と同様に22.5%にのぼりました。

「本の入手方法で最も利用頻度が高いものはどれですか?」という質問でも「紙書籍を購入する」を選んだ方が最多ですが、20代前半では12.5%が「電子書籍を購入する」、11.3%が「電子書籍のサブスクリプションサービス」を選び、20代以降では電子書籍中心で読書をする方も一定数いるようです。

「あなたのおすすめの1冊とその理由を教えてください」への回答のご紹介

「あなたのおすすめの1冊とその理由を教えてください!」という質問に対し、個人の感想も含め自由記述でいただいた回答をご紹介します。

「木曜日にはココアを」青山 美智子(著)

読んでいると気持ちがほっこりしてくるからです!(20代前半・大学生)

「ブルータル 殺人警察官の告白 」古賀慶/伊澤了 (著)

漫画嫌いなのに気になって唯一全巻買ったもの
復讐もの、スプラッタ、スッキリするものが好きな人におすすめ(20代前半・大学生)

「アンネの日記」アンネ フランク (著)

戦争について考えさせられる(10代後半・高校生)

「窓ぎわのトットちゃん」黒柳徹子 (著)

小さい頃からお気に入りで、小学生のころには図書館で10回以上借りました。大人になってまた読んでみたいと思い、数年ぶりに小説を買って読みました。(20代前半・無職)

「推し、燃ゆ」宇佐見りん(著)

SNSでのやりとりや、オタ活の描写がリアルで共感力が高い話であるが、「推し」という価値観の儚さや、推しに対する主人公ののめり込み方から、「現代ならではの世界の歪み」を表しているようにもとれる。主人公が抱える「生きづらさ」を表す描写がピカイチで、読んだオタクは全員「しんどい」と思うだろう。(20代前半・大学生)

「月の満ち欠け」佐藤 正午(著)

1人の”るり”という名前の女性が、”アキラくん”という男性との許されない恋に落ち、その恋が叶わないまま自分が亡くなってしまったことから、何度も生まれ変わって”アキラくん”を探し続けます。そんな瑠璃さんの一途さや、最後に待ち受ける展開がとても素敵で、ファンタジーの世界観だけれど、生まれ変わりは本当にあるのではないかと思わせるようなリアルさがあり、とても感動したから(10代後半・高校生)

「KZ事件ノート シリーズ」藤本ひとみ/住滝良/(著)

小学生向けなのですが、青い鳥文庫から出てるシリーズがオススメです。
自分が小学生の時にハマり、20歳となった今でも面白いと思える本で、このシリーズのいい所は、最初から読まなくてもその1冊を楽しめるところです!
もちろん、順番に読んだ方が面白いのは間違いないのですが、登場人物やそれまでの話を知らなくても楽しめる内容になっています!!(20代前半・専門学校生)

「戦国姫」藤咲あゆな(著)

これで自分は歴史が好きになった!と言っても過言ではないほど好きになれる本です。姫目線からの戦国時代がどのように動いていたのかが書かれています。本当に面白い(10代後半・高校生)

「かがみの孤城」辻村深月(著)

現代の子供に寄り添う作品で共感できるため(10代後半・高校生)

「ぼくは明日、昨日のきみとデートする 」七月隆文(著)

映画化もされていて、その映画が1番好きな映画であるため(20代前半・社会人)

「告白」湊かなえ(著)

映画はちょっと怖いしずっと同じペースだったけど小説は怖いところもどきどきするし楽しい(10代後半・高校生)

ライトノベル、純文学、漫画などさまざまなジャンルの好きな作品について思いを綴っていただきました。
コメントをご紹介した本以外にも「罪の声」「君の膵臓をたべたい」「ナミヤ雑貨店の奇蹟」など、実写映画化された小説の名前を挙げる方が特に目立ちました。

※アンケートで頂いたコメントを使用させて頂いておりますので、商品・サービス等の名称が正規表現ではない場合がございます。ご了承ください。

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調査概要

調査対象者​:coetto登録モニター 15~24歳女性 180名​ 
調査方法​:インターネットリサーチ​
調査時期​:2023年10月27日(金)~11月10日(金)